漢字を思考ツールにしてみる
こんにちは.
数日前ゴルゴ松本さんの講演会に行ってきました.
最近はテレビも見ないので,どんな話をするのかもサッパリで参加したものの,行ってみるとこりゃ行って良かった...と非常に満足の内容でした.
今日はそこで聞いたお話を通じて面白いと思った「漢字を思考のツールにする」ことについて少しメモ.
そもそも漢字って?
漢字とはなんぞということを意識したことがある人はどれだけいるでしょう.
僕自身はこれまで学校で聞いたぐらいの知識は多少ありつつ,ある意味全くのゼロでした.ただいつも使う文字という感じ.
ゴルゴさんのお話によると,
- 漢字は3000〜4000年前から使われている
- 漢の時代に整理されたから「漢」字
- 便利だから今の時代も残ってる
つまり,数千年生き残ってるテクノロジーってことで漢字めちゃくちゃすげぇええ
で,こんだけ歴史が長いので漢字1つ1つが非常に多様な意味や成り立ちを持つんですね.その中にこれまでの人間の哲学みたいなものが見えてきます.
だからこそ,漢字を使った思考はなかなか面白いというワケです.
実際にやってみよう
思考ツールにすると面白いよと言われてもどう面白いのかわかんないので実際にめちゃめちゃ簡単にやってみた例を載せます.
簡単に手順をかくと
- テキトーな漢字1字を真ん中に書く
- その漢字を含む熟語or漢字or同じ音を持つ他の漢字を書いてみる
- 書いた漢字からまた連想させていく
これだけです.
以下は「糸」を中心にしてダラーとやってみた結果.ちょっと飽きて途中で断念.
ここで意外と大事なのが同じ音の別の漢字です.
例えば上の例の「絆」は音から「きづな」と発想し,「綱」という糸偏を持つ漢字にたどり着いています.
また,半という部品があることから「結婚」や「男女」の「半分が合わさって1つになる」イメージにつながっていきます.
これらの発想はネットや辞書を調べて出てくる意味と違っていても構いません.
大事なことは,この連想からなんのヒントを得るかです.
ゴルゴさんは
「心の音,つまり意思や意志といった形のないものに形を与える,『事の場』にするのが『言葉』だ」
というようなことを言ってた気がします.
聞き間違えてても当エントリーで伝えたいことに影響はないのでご勘弁.
まとめ
漢字は歴史があってその形や音から様々な発想(別の漢字)に飛んで行けるのでブレーンストーミングみたいに使ってみるといいよ!っていう内容でした.
当日は著書を購入し,サインと握手をしていただくという田舎のミーハー感丸出しのことをしていい思い出になりました.ゴルゴ松本さん,ありがとう.