【iPad芸人】誰もが嘘をついている ビックデータの絞り込みの力の例をまとめてみたよ
今読んでいる本.
誰もが嘘をついている(原題:Everybody Lies)は元Googleのデータサイエンティストセス・スティーブンスによるビッグデータ分析に関わる本だ.
誰もが嘘をついている ビッグデータ分析が暴く人間のヤバい本性
- 作者: セス・スティーヴンズ=ダヴィドウィッツ,酒井泰介
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2018/02/15
- メディア: 単行本
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ビッグデータは,大量のデータでしょ?という程度の認識だった.
せいぜい従来のデータより,精度の高い何かしらがわかるぐらいのもんだろう.
こんな風に高を括っていた自分が恥ずかしくなる,面白い事実がいくつも登場する.
まだ半分と少し読んだ程度だが,すでにこの本から得られる情報量に圧巻されている.
ビッグデータ解析から得られる具体的な情報が多いのだ.
僕は本を読むのが大好きだが,読んでいるとすぐに疲れてしまう.
情報量の多いこのような本の場合は特にその傾向がある.
そこで,お絵かきを挟みつつ読むことにした.
いわゆるグラフィカルレコーディング(GR)っぽいやつになるかもしれない.
iPadProを買ってから,ノート書きやお絵かきが捗る.
今回はこの本の第5章の内容について,一部まとめてみた.
第5章は「ビッグデータの絞り込みの力」だ.
大きくリッチなデータの全体を見るのではなく,
一部の集団に絞り込んで分析することで,これまで得られなかった事実が浮かび上がる.
長生きできる地域は,どんな特徴があるのか?
有名になる子供には何か共通の特徴があるのか?
これらの情報を,時に納税のデータから,時にWikipediaのデータから導き出す.
妊婦が何を食べたくなるのか.
吐き気や腰痛など,どんな身体症状があるのか.
これらが国によってあまり変わらないことは,Google検索のデータからわかる.
逆に妊婦が何に悩むのか.これは国によって違うらしい.
どんな風に寝ればいいのか調べる国も,セックスはどうやったらいいのか調べる国もある.
こんな赤裸々な悩みも,Google検索のデータから明らかになる.
ビッグデータの可能性がわかる,とても楽しい本だ.
ちょっと下ネタが多めだけど,そんなところも好き.
絵の描き方は,色々あると思う.
自分でもいろんな形式を試しているので,また振り返っていきたい.
来年くらいには,ビッグデータの解析も勉強できるレベルになりたいなぁ.