まいこーmemog

生きづらいとき人の言葉で生き返るので,自分も言葉にしてみる.[memo+blog]

会議って難しい

最近,「会議」が多い.

これまでちゃんとした会議というものは,小中学校で委員長決めますとか

そんなレベルのものしか参加したことがなかった.

 

ところで,会議って何なんだろうか?

みんなの中にある会議像と,そのやり方はどうなっているだろうか.

 

今日は来年度からリニューアルする,新入生向けPC活用講座の第3回会議だった.

今年度までMOS資格を持った講師に丸投げしていた講座を,

学生視点で作り直し,もっと実際に役立つ講座にしようという趣旨だ.

 

素晴らしいリニューアルだと思う.

この目的を達成するために,コアとなる学生スタッフを数人集め,会議を行う.

ここまでは良かった.ここまでは.

 

実際に会議をすると,決まっているのかどうかわからなかったり,

みんなが黙ってしまったりする場面が,多々あった.

 

余りに意見が出ないので,僕が意見を話すと,

良い悪いの議論もなく,じゃあそれで.みたいのこともあった.

 

え,会議ってこんなのでいいの?ダメだと思うんだけど,

ということで,最近このPC講座以外にも,

いろんな会議を経験した中で見つけた「よい会議」のためのポイントを書こうと思う.

 

会議ってなんなの?

会議=決め事をする場

これは,全員がそう思っているだろう.

達成したいことを,どう達成するかを決めたい.

 

しかし,最近の会議で気づいたことがある.

多くの人の「会議しよう」は,

なんかふわっと考えがあることを,形にしようぜ

以上の意味がない.

 

言い換えると,

何か決めたいことだけはわかるんだけど,

どうやって決めたらいいかよくわからんから,とりあえず「会議」ってのしようぜ.

そんなところだと思う.

 

話したら魔法のように決まっていくとでも思っているのだろうか.

確かに,話すことで考えが広がり,新しいアイデアがでることはたまにある.

でもそれは「会議」ではなくただの「議論」だろう.

 

会議はあくまでも,目標達成に向けた道を決定する場である.

 

みんな,考えを持ってこよう

会議が決める場である以上,

「決めるべき内容」と「それに対する意見」

この2つがないと,話は進んでいかない.

 

今回の会議の場合,

「新入生が大学生活でもっとパソコンを活用できるようにすること.」

これが最終の達成目標となる.

 

これさえあれば,決めるべき内容も意見も,自分なりに考えることができる.

逆に,達成目標がないような会議は存在しないだろう.

会議に参加する人は,みんなが自分の考えを持ってくることができるのだ.

 

面倒臭いな,と思う人もいるかもしれない.

自分なんかの意見を持っていったところで,通るはずがないという考えもある.

でも,自分の考えを持っていったほうがいい.理由は3つある.

 

会議に自分の考えを持っていったほうがいい3つの理由

先に3つをあげてしまう.

  1. 会議が進む
  2. 自分のアウトプットの練習になる
  3. たたき台になることで,自分だけの考えの不足を知ることができる.

 

1はある意味当然かもしれない.

会議が進まないのは,みんなが黙ってしまうからだ.

 

会議は物事を決める場と言った.

しかし,決め方まで決めないといけないことは,実は見落としがちだ.

ものを決めるためには,議論のタネが必要となる.

 

自分の持っていった考えはそのタネとなる.

タネを育て,議論の終着点にもっていくのも誰かの考えだ.

考えは,会議を始めるタネであり,決定の場まで育てる水でもある.

 

2は実際にやらないと,実感がわかないかもしれない.

脳内の考えというのは,ことば以前の表現できないものであることが多い.

なんらかのカタチにして,他人に伝えるのは至難の技である.

 

例えば,Twitterでなんか言ってることはわかるんだけど,好きになれない.

みたいな人がいるとする.でも,その人と会って話すと

あれ?めっちゃいい人だし気が合うじゃん.ということがある.

 

これは,考えをカタチにして伝えることの難しさが関わっている.

直接会って話すと,表情や声のトーンなどの情報も入るので伝わりやすくなる.

でも,やっぱり考えていることの全部は伝わらないだろう.

 

頭の中どころか,目の前のものを文章で伝えることすら,実は難しい.

このことについては,以前読んだ本がおすすめなので読んでみてほしい.

以下の記事に,僕のまとめと本の紹介をしている.

maikocho.hatenablog.com

 

人生のどんな場でも,自分の考えを伝える力というのは重要な力になる.

僕ももっと練習をしてコミュ障から抜け出していきたい.

 

3は先述の2の添削の役割となる.

自分の考えを発信しても,それが他人にどう受け止められるか知る機会は案外少ない.

しかし,会議は決めていかなければならない.

 

したがって,自分が目標達成のための考えを持っていけば,

みんなはそれを元に,修正するべき箇所や,詳細の気になる点を話すはずだ.

このみんなの発言が,自分のアウトプットや考えのそのものの反省点となる.

 

次の会議では,その反省を活かせるところは活かしたらいい.

どうせ会議に参加するなら,最終目標の達成だけでなく,自分のために利用しよう.

会議も進むし,いいことづくめだ.

 

まとめ

会議って大変だなぁと思ったので,

みんなが自分なりに意見を持ってきたら会議が進むし,みんなもお得だと思うよ

という内容を書いた.

 

自分なりの意見を持って,いろんな人と話すというと,

なんだか頭の固い人たちが,哲学討論をするような場面が思い浮かぶかもしれない.

でも,そんな固く考えず,実際にやってみると結構楽しい.

 

同調ばかりするのは楽だけど疲れる.

たくさん話して,たくさん楽しんで,いいものが作れたら最高の会議になるだろう.

あぁ,どうせなら楽しい会議がしてぇ